建築家【磯崎新】

こんにちは。

オルカパートナーズの平岡でございます。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

早いもので気付けば12月に入り、寒さも本格化して参りましたね。
12月になると一年という時の短さを感じずにはいられません…。

それはそうと皆さま風邪など引かれておりませんでしょうか。
12月も中旬に差し掛かり、多少寒さへの抵抗が出来たかと存じますが、
まだまだこれから寒くなってきますので、防寒対策はしっかりとされて下さい。

 

さてさて、今回も前回に引き続き素晴らしい建築家&作品のご紹介をさせて頂きます。

表題の通り、磯崎新という建築家について少し触れていきたいと思います。

磯崎新(イソザキ アラタ)
1931年(昭和6年)7月23日 –
は日本の建築家であり、日本芸術院の会員。
一級建築士、アトリエ建築家。

大分県大分市出身で、父は実業家で俳人の磯崎操次。
夫人は彫刻家と、とてもアーティスティックな一家ですね。

磯崎新はポストモダン建築を牽引した建築家の一人であると言われています。
特に日本では丹下健三(←クリック)以降の世代にとって、1970年以降の建築言説の展開の大凡は磯崎によって編成されてきたと見なされているそうです。

1980年代以降はロサンゼルス現代美術館、ブルックリン美術館など日本国外で活躍しています。
世界的規模で建築を構想する姿勢、経歴は日本の現代建築を世界的なレベルに押し上げた建築家の一人と言われています。

世に様々な作品を送り出している磯崎新ですが、その中でも目を引いた作品をご紹介したいと思います。

こちらをご覧ください。

 

 

写真:水戸芸術館
※写真をクリックで拡大

・建築:1990年
・延床面積:22,432.1 m²
・階数:地上4階・地下2階
・構造:SRC造・RC造(塔本体のみS造)

【概略】
水戸市中心部に建つこの施設は、中心市街地活性化の意味も込めて、敷地狭隘のため移転した水戸市立五軒小学校の跡地に市制100周年記念施設として建設された。発案者である当時の佐川一信市長が文化によるまちおこしを意図し力を入れたため、市の年間予算の1%(約9億円)を活動資金にする制度を日本で初めて導入した。建設費は103億5,584万円

また美術・音楽・演劇の各部門には開館前から「芸術監督」が任命され、彼らが施設に必要・不必要な機能などを設計者と協議し、設計に反映させている。これら1%予算や芸術監督制度は、市長が変わったあとも引き続き続けられ、館の活動を支えている。 その後芸術監督制度については、美術部門・演劇部門での辞任(以後空席)、音楽部門畑中良輔の逝去に伴い、それぞれ企画運営委員会と財団による運営に移行している。

なかなか面白いデザインではないでしょうか。

市制100周年を記念して企画された建物であることから、高さは100mあります。
地上86.4mの展望室から水戸市とその郊外を眺めることも出来ます。

館内エントランスには巨大なパイプオルガン(写真①~②参照)が設置されており、ここで単独でのコンサートも行われているそうです。

オルガンはあえてコンサートホールから出され、エントランスホールをオルガン・ホールとして音響もオルガンに特化させているというこだわりです。

 

 

写真①:エントランス・パイプオルガン
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写真②:パイプオルガンの演奏風景
※写真をクリックで拡大

 

こちらのパイプオルガン、とても高級感漂う荘厳な姿だと思いませんか?

今年度は12月24日まで定期的に演奏会を開いているそうなので、ご興味ある方は是非行ってみてはいかがでしょうか?※2017/12/13現在の日程
ちなみに入場料は無料です!

最後になりますが、この水戸芸術館の建物にまつわる面白い話を一つ。

こちらの芸術館の建設に当たって、当時運輸省航空局から、高さ60メートルを超える建築物は航空法に基づいて衝突防止のために目立つように赤白に塗り分けるか、点滅灯をつけるよう指導されました。

芸術館スタッフはタワー完成直後に航空局職員を招いて「措置をとらなくても十分目立つ」と説得を行ったそう。

結果として許可が下りたそうです…めでたし、めでたし。

 

それでは本日はこの辺で失礼いたします。
ご観覧頂き誠にありがとうございます。

株式会社オルカパートナーズ 平岡豊生