橋のお話

 

皆様こんばんは。

台風18号の行方が気になりますね。
毎年のことながら、日本で暮らしている以上は避けて通れない災害ですが、
進路にドキドキしなければならないのは、
気が滅入ってしまいますね。
そんな時でも、笑顔を絶やさない。
がモットーの営業部の岡崎でございます。

台風も多く、地域ごとに、気候の変化に富んだ日本では、
建築物や、構造物に、工夫や特色が表れ、
自然と寄り添って生活しているそれぞれの背景が見て取れますが、

本日は、その中で一つ
先日、プライベートで訪れました、
高知県の工作物
『沈下橋』について書かせて頂こうと思います。

 

高知県といえば、少し前にNHKさんの大河ドラマで福山雅治さんが演じられていた坂本龍馬を思い浮かべる方が多いでしょうか。

はたまた、グルメの方は、カツオのたたきでしょうか。

食べ物や、観光地など多くの見どころがある高知県には、
日本三大清流の一つ、四万十川があります。

この四万十川に多く架かっている橋が、『沈下橋
と呼ばれるものになります。

 

 

 

 

 

こちらは「佐田沈下橋」と言われ佐田という地域にあり、一番下流にあります。

数にして支流も併せ47あるとの事。

この沈下橋、読んで字のごとく、なのですが

四万十川が増水した際、水面下に沈む構造になっております。
欄干などがあると台風や大雨での増水があった際
流木や石などが挟まり、水圧で壊れてしまいますので
そういった可能性を排除した
とてもシンプルな構造になっております。

ちなみにこの沈下橋、ほとんどが鉄筋コンクリート造との事です。

四万十川は、川幅ももちろんですが、河原もとても広いため、
沈下橋は、河川流域に住んでる人々のなくてはならない生活道路となっています。

毎日使う道路が、川の増水、自然災害の度に壊れていては
四万十川と密着した生活をしている方たちにとっては致命傷です。
自然に寄り添い、抗わない形で自分たちの生活も守りながら
暮らしていこうという、高知県の方々の考え方が見えたのが
私はとても感動致しました。

沈下橋は見た目ではそのシンプルさ故とても古いものが多いのではと思い
調べてみましたが、そのほとんどは、昭和30年~40年ごろ作られているようです。
それ以前は、四万十川を橋を架けて渡るのではなく、
舟を使っていたようです。
車の普及率が増えるにつれ、利便性を考え、
且つ
天災への備えを配慮しながら造られたんだろうと、時代背景まで見ることができ
とても興味深い時間となりました。

もちろん、高知県以外にも、大分県や宮崎県、三重県など、他県でも見られる構造のようですが
県として保存の動きをとっている自治体は
他県にはないという事でした。

深い山々の間に流れる清流と、
そこに架かる橋と、
他で見れない光景はとても美しく、ぜひ今後とも残して頂きたいと私も願っております。

 

 

 

 

 

 

最後に、調べている中で、小話として一つ
沈下橋は、お隣の韓国にもあるようで
ソウル近辺にある沈下橋は、漢江(はんがん)という韓国を代表する河川に架けられ、ソウルへの重要な架け橋になっているとのこと。
恐らく、高知県の沈下橋とは違い大規模なものだと思います。
この橋は2段になっており、下側が沈下橋。これはお国柄、軍事的な要素があり、下側は攻撃を受けにくいとか、上段が壊されても下段が残る可能性があるということです。

国は違えど、その国ならではの考え方の元似たような作りの工作物が出来上がる。

他の国にもあるでしょうか。

私の中の密かな沈下橋ブームが続きそうです。

長くなっててしまいそうですので、
本日は、この辺りで失礼いたします。

皆様も高知県を訪れる機会があればぜひ。
沈下橋を訪れてみてください。

 

営業部 岡崎瑞樹